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「太極拳を学ぶ」

・第一講 「太極拳はあえて膝を緩めて動く」

少し膝を曲げて動く理由として①股関節の緩みを得るため②起動トルクを小さくする(起動を容易にする)ためである。
人の下肢構造は、中腰の姿勢を採用することにより、股関節は周囲の強力な靭帯の緩みを、膝関節は構造上の緩みを得ることができる。これらの緩みが、太極拳運動の特徴である滑らかな移動を可能にする基本的要件になるといえます。


・第ニ講「不用力の原則」

・太極拳は武術と違い、緊張を嫌い、速度もゆったり流れるように途切れる
ことなく行われる。筋力に頼らない武術である《「ゆるみ」が大切》 
・「ゆるめる」(弛緩)~(ぴんと張っていた弓の弦がゆるむこと)、「緩」は
勢いが緩やかなこと。
・弓は骨格であり、弦は骨格筋に相当する。骨格筋は関節を挟んで骨と骨を結んでいる。
 骨格筋―関節
 骨格筋の緊張により、関節を曲げ(屈曲)伸ばし(伸展)、固定する作用をする。“ゆるみ”とは、筋緊張を取り去ることを表し、それは関節から筋力を開放することを意味する。

 「下肢の不用力」
太極拳は、攻撃動作においてその構造の大部分を使用せず、引力によって体重という質量を「衝力」に変換することで攻撃を行う。
「衝力」を利用するということは、簡単にいえば「撞木が釣鐘を衝く」が如く体重の質量移動を相手に伝えることである。

*脚力(筋力)に頼らない動き


・第三講「円運動」

・外見を特徴づけているのは、ゆるやかに円く動く弧を描いて動く手の動作
・円の動作を支えているのが二つの動作:①身体各部が形作る円(丸みを持たせた手、あるいは拳)
 ②運動軌跡が描く円(足の動き、手の動きが円を描くように、円を作るようにする)つまり関節を伸ばしきることなく、曲げすぎることもなく、適度な孤形を保つ
・関節は基本的に軸回転運動によって動作している(関節の動作自体が回転運動である)
・円運動の種類:①真円運動②求心性運動③遠心性運動


・第四講「太極拳の移動法」

「両脚間の重心の移動」:太極拳の重心の移動は、振り子が動くように行われなくてはならない。
“起動力”の根本は重力にあり、脚力ではない。(脚力で行うものではない)

“太極拳の発力”は、沈静(体を沈める動作)による「重力」と左右の体重移動による「衝力」が基本である。筋力に依存しないのが特徴である。重心は前に倒れこまず、平衡を保つ。これは太極拳の攻撃力の基本が重力と衝力にあることを意味しています。


・第五講「眼法」

眼法は視線と動作の配合の方法をいう。
「手眼相髄」といわれるように、眼法の運用が動作と調和すれば、意識が動作表現に反映して、
動作を生き生きとさせ、精神意識の活性を促す。

・動作における眼法の主な用法:①「注視」~眼神が一定の目標(方向)に向かって貫かれる固視のことである②「髄視」~動作中、眼神が体の一部分の動作に追随して動く眺視することである。


・第六講「呼吸」

太極拳で行われる呼吸は、「拳勢呼吸」と呼ばれ太極拳の動作に従った呼吸となる。
逆腹式呼吸を基礎とした無自覚呼吸に限りなく近い自然呼吸であり、動作と渾然一体となり常に淀みなく行われる。

太極拳は、動作の開合、虚実に合わせて呼吸がおこなわれる。
平常の稽古では、攻撃と防御の動作に合わせ其々“呼気”,“吸気”を使い分けて行う。
(*攻撃の動作の時に吐き、防御の動作の時に吸う。)


・第七講「健康太極拳 基本五ヶ条」

(へいもくへいし)
1.「平目平視」:    頭は傾けることなくまっすぐに、目線も平らに下へ落とさない。


(さんせんそうしょう)
2.「三尖相照」:    上肢、下肢、頭部の向かう先を揃える。(顔・手・身・足の方向をそろえる)


(じょうげそうずい)
3.「上下相随」:    腰が動きの中心となり、前進は上肢が、後退は下肢が先導する。(上半身と下半身が互いに関連しあう)


(ちゅうせいえんてん)
4.「中正円転」:    腕の上下は肩で、左右は腰で、胴体の回転は股関節でおこない円の動きとなる。


(ぶんせいきょじつ)
5.「分清虚実」:    片足が実となり軸ができる。虚と実があり、真ん中で回転しない。(虚実を分ける)

  
("あけぼの山公園”にて)
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